
通信簿の左側・通信簿の右側
本日は通知表に関してお話していきたいと思います。
私は金沢市内でもちおアカデミーという名前のフリースクールを開校しています。
1日通しでくるお子さん
夕方以降勉強だけしにくるお子さん
1日スポットで預かるお子さん
色々なパターンに対応しております。
その中で1日通しでくるお子さんは多くの場合何らかの理由で学校にいけなくなっている子が多いです。
基本的な私の考えとしては学校にいけるなら、学校に行って欲しいと思っています。
なぜ出来るなら学校に行って欲しいと考えているかと言うと…
通知表で実はあまり重要視されていない部分が学校で周りとの関わりの中で学べると思っているからです。
私は出来ることなら学校に行って欲しいとは思っていますが…辛い思いをしてまでいく必要はないと思います。
大人に様々な選択肢があるように、子供にもあらゆる選択肢があって良いのですから…
そして、もちおアカデミーでは通知表の重要と思われていない部分にも力を入れていくことで社会に出ても十分やっていけるように学び合えるようにと考えています。
AIにない人間の良さというものでしょうか。
社会に出ると通信簿の左側より右側がとても大切なんですよというお話
通信簿の左側は対して大切ではない!
さてそろそろ通知表が配られる時期ですね。
来週木曜日あたりでしょうか?
配られたときに通知表をじっくりと見てみてください。
数学4
国語5
理科3
家庭科4
体育2
みたいに数字が並んでいますね。
ここの数字はある程度分かっている部分だと思うので、まぁどうでも良いです。
主要5科目の成績!
これはどうでも良いと言うことです。
中間テストと期末テストの点数が出ている以上どのような成績がつくか予想がつくからです。
また主要5科目の成績が2だとしても、4や5に上げるのは簡単です。
勉強に関して分かる人は通知表の2を5に上げるのはとても簡単だと言います。
事実そうなのです。
問題はそこじゃありません。
大切なのは通信簿の右側
大切なのは…
通知表の右側にちょっと申し訳程度にある部分です。
手に入ったのが中学生ではなく、小学生の通知表なのですが↑↑↑です。
読みにくいので書いておきます
【行動の記録】
基本的な生活…自他の安全に努め、礼儀正しく行動し、見通しを持って、節度ある規則正しい生活をする
健康・体力の向上…心身の健康の保持増進と体力の向上に努め、元気な日々を送ろうと心がける
自主・自律…自分に合った目標をたて、一つの課題に挑戦し、最後まで粘り強く行動する
責任感…課題・役割・仕事等誠意を持って果たし 信頼される鼓動をする
創意工夫…進んで新しい考えや方法を求め、工夫して生活に活かそうとする
思いやり・協力…異なる意見や立場を尊重し 親切にし 力を合わせて集団生活の向上に努める
生命尊重・自然愛護…自他の生命の大切さを自覚し、進んで自然を愛護しようとする
勤労・奉仕…人や社会の役立つことになる働くことの意義を理解し、進んで仕事や奉仕活動をする
公平・公正…誰に対しても分け隔てなく接し、正義を大切にし、公平・公正に行動する
公共心・公徳心…規則を尊重し、社会や学校生活をよりよくするために みんなの役に立つことを進んで行う
いかがでしょう?
「これを学べば社会に出てあなたは幸せな成功をおさめます」というタイトルの本があって
その中身の各章のお題が今読んだ10項目です。
と言われても納得できるような内容ではないですか?
お釈迦様か?キリスト様か?というくらいこの10項目全てに「よい」に○がつくなんて無理でしょ?っていうくらい高いレベルが求められるの項目ですね。
通信簿の右側は大人が必死になって身につけようとする能力
この「通信簿の右側」私たちが社会に出てから身につけようとする能力、社会に出てから本を読んだりセミナーに参加したりしたりして学びたい部分
それに関して書かれているんです。
確かに数学や科学の成績も大切ではあります、大切ではありますが…
社会にでると学生時代に重要視されていたレベルでは重要ではなくなります。
重要ではないというと語弊になりますね。
通信簿の右側の能力を身につけ、勉強したことを自分の生活や仕事、人間関係全般で役立たせていくことが社会に出て求められることです。
現在学生時代を謳歌している人には分かりにくいかもしれませんが…学校を卒業して人生の本番モードに突入している方には分かりみが深いのではないでしょうか?
子供時代は社会に出る前のチュートリアル期間
私は子供時代というのは大人になって社会に出る前のチュートリアルの時期だと思っています。
遊び方を覚え、学び方を覚え、たくさんの失敗を犯しながら周りとの繋がりや距離感などを把握していく。
そして上手に生き抜いていくために通知表の右側の部分はこれからの時代、より大切になってくるのではないでしょうか?
コンピューターの進歩やAIなどにより今まで私たちが学んできた、覚えるだけだったり、数字で見るだけのお勉強の価値は下がり。
これからは、心を乗せた学び方、自分の頭でしっかりと考えていく学び方、周りと共に向上していく学び方、が必要になってくると思うし、そうなっていかなければいけないのではないでしょうか?
企業がコンプライアンスに力を入れている。
世界的にみてSDGsの達成が叫ばれるようになる。
(SDGsの教育関連に関しては後日ラジオで話すので何?という方は世界をより良くするための17の大きな目標と169のターゲットがあるんだと思っておいてください)
今後通知表の右側の評価が世界的に見ても重要なものになっていく表れです。
コンプライアンスに力を入れている会社も苦労しているところが多いですが…
この通知表の右側はちょっと勉強したから良くなる
これが正解
という教科書や回答があるわけではないから苦労するのです。
テストで良い点をとるのとは違うのです。
私がテストで良い点数をとるのはイージーだという意味もこれで分かっていただけるのではないかと思います。
通信簿の右側で多くの「良い」がつくようになればAIも怖くはない
近い将来今ある仕事の半分はAIにとって変わられると言います。
産業革命など大きな変革があるとき、人の仕事は人以外にとって変わられるのですが、その分の時間でまた新たなものが生まれてくるので
私は仕事はなくならないと考えています…
そして新たなに生まれてくるものは「心」が必要なものなんじゃないかなって思いませんか?
AIの台頭はAIにはなくて私たちにあるもの…「心」を大切にした学びに関して考える機会なのではないかなと思っています。
人間と全く同じ機能を持った機械が作れるようになっても「意識」や「心」は再現できないそうです。
気になる方は「クオリア」で調べてみてください。
脳を原子レベルまで調べてみても人間の感じるという部分がどこにあるのか分からないそうです。
人間だけが自分だけでなく周りのことも考えながら未来を思い描くことが出来る
自分だけでなく、自分以外の対象に対して過去や未来を思い描きながら、様々なことを感じ、考えられるのは人間だけだそうです。
だからこそ、これからは「通信簿の右側」が大切になってくるのではないでしょうか?
いかがですか?
この問題というのは教科書的な答えがあるわけではありません。
それぞれがそれぞれ考え続けることで答えを出していくしかないのです。
だからこそ毎日の生活の中で意識する時間を増やしていくべきことだと思います。
勉強だけできてもモンスターのような大人が育つことも多いです。
周りの人との協調を考え、WIN-WINの関係を築いていく。
企業などでは当たり前に言われるようになってきていることですが、今こそ真剣に考えていきたい問題ですよね。
「通信簿の右側」今まであまり見てこなかったそちら側に目を向けていけたらな…と思います。
もちおアカデミーでは
●自己肯定感を上げる(私にはできるんだと思ってもらう)
●自己効力感を上げる(私がいることでみんな助かってるだと思ってもらう)
●自己実現を目指す(私にはできるから目標を定めて自分らしい自分に磨きをかけてもらう)
上記にフォーカスして結果を出せるように優しく楽しく共に学んでいきます
—– もちおアカデミー —–
2021年石川県金沢市内にてシングルマザーの家庭のお子さん向けのフリースクール「もちおアカデミー」を開校しました。
入会金無料
月額利用料2000円のフリースクールです。
月曜日〜日曜日まで9時〜19時で開校しています。
遊びから勉強まで全力で取り組んでいきます。
まずは気持ちを楽に焦らなくても大丈夫なんだということを認識し、その後自分のやりたいことを明確にしていき学び→結果を出していけるようにしましょう。
その方法をお伝えします。
【YouTubeで結果の出し方に関して動画を公開しています】
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