
児童クラブで子供に伝えていること
FMかほく高井浩平のおとな子供委員会の原稿です。
毎週金曜日FMかほくにてラジオのMCをしております。
ネット環境があれば日本全国どこでも聴くことが可能なので、よければ聴いてみてください。
4月16日金曜日18時から18時24分で生放送でお送りします。
それ以外の日に聞いてくれている方は再放送となります。
高井浩平のおとな子供委員会本日もはじまりました。
私高井浩平は石川県の金沢市内でもちおアカデミーと言う名前の激安学童スクールを作ろうと活動中です。
学童から初めて社会に出るまで子供をみていきたいと思っています。
さて本日は実際に金沢市内の児童クラブで修行中の僕が子供に伝えていること、もちおアカデミーでつたえていこうと思っていることに関するお話しをしようと思います。
他の職員の子供に対する接し方や、本や研修会などでの勉強から日々発見があり、修正を繰り返しアップグレードしていますので、これを取り入れたらよいと思うというものがありましたら
FMかほくあてにメールにてお知らせいただけると嬉しいです。
まず一つ最初に伝えたいことがあります。
最近多様性という言葉を耳にしますが…
これは多様な人がいるので、ちょっと変わっている私を受け入れてくださいということではないと考えています。
多様な人がいるということを私は受け入れますということです。
なので人とちょっと違う人や、自分の考えの外側にいる人を私が受け入れていきましょうというのが多様性です。
自分の考える幸せや成功を押し付けるのではなく、色々な成功、幸せ、人生があるのだと認識し協力しあえたらよいですね。
というのが多様性だと思っています。
どいうことで本編はじめましょう。
1.自分の頭を使って考えてみる
できないと思ったときにすぐに大人に聞くのではなく、まずは自分の頭を使って考えて試してみるようにと伝えています。
やろうと思ったことができれば良いので、その方法は自分で考えて試してみようということです。
失敗しても構わないし、時間がかかっても構わないのでやってみて分かったことを考えてまた試すというのをやってみるように伝えます。
まどろっこしく伝えてもあれなので…
「まずは自分でやってみて」と伝えます。
失敗したりしたときは、「どうしてそうなったと思う?」と聞くようにしています。
2.自分がやってもらって嬉しいことを相手にもしてあげよう
自分がやられていやなことはするな!というと「やられても嫌じゃないから」と反論してくる子もいます。
自分がああして欲しい、こうして欲しいと思ってることは相手もそう思っている可能性が高いのでまずは相手にやってあげようと伝えています。
これの応用として
「相手に話を聞いて欲しかったら、相手の話をまずは聞いてあげてみたら」
「自分のやりたい遊びがあるなら、最初に相手のやりたい遊びをやって、次は自分の遊びしようと言ってみたら」
と伝えています。
相手の気持ちを考えろと言いますが、相手の気持ちなど実際には分からないので…知りたいと思ったら自分からそばに近づいて声を出してきくように伝えています
人間は言葉によってコミュニケーションをとるので、どうして分かってくれないの?と言われても分かりません。
辛いなら辛いと言ってください。
さて本日1曲目機動戦士ガンダムより「哀戦士」
ガンダムに関しては24分じゃ語り切れないくらい語れるのでここで色々話すとラジオ終わってしまうので、曲に関しては割愛しますが…
宇宙世紀シリーズのガンダムは全部おすすめです。
ユニコーンも宇宙世紀シリーズのモビルスーツが出てきておすすめです。
3.みんな自分の思い通りに行けばよいと思っている
人間みんながみんな自分の思い通りに周りが動いてくれたらいいと思っています。
でも、完全に思い通りに動いてくれることはありません。
それを理解した上で相手と話し合いどう動きあえば良いかすり合わせていくように伝えています
4.自分の頭で考えてみる
どうして宿題をやらなければいけないのか…
どうしてみんなでお外で遊ぶのか…
まずは自分の頭で考えてみて自分なりの答えを出せるように伝えています。
「僕には僕の考えがあるけど○○がどう考えるかが○○にとっては大切だからまずは自分で考えて」と伝えます。
うざい、だるい
という言葉の裏にあるどうして?をしっかりと言葉にしてもらえるように問いかけるようにしています。
「宿題やりたくない」と言ってくる子がいたら
「やりたくないならやらないでいいよ」と伝えています。
「その代わりお家でやらなきゃいけなくなったりするよ、それでもいいならお好きに」
まぁ僕はやらせてくださいって上から怒られますがね。
5.合わない人はいる
どうしてもこの人とは合わないというのは大人でもいます。
クラス全員と仲良くする必要はないと思う。
ただ、クラスの行事や何かで協力しなければいけないときは行事のために協力する必要はあると思う。
と伝えています。
大人の世界でもそういうのはあるよと子供に伝えています。
その上で合わないと思っていた人が生涯助け合う親友になることも多いよ。
だから無理に自分から歩み寄ろうとはしなくて良いけど、相手からきたときは受け入れてみては?と伝えています。
6.悪口は言わない方が得だと思う
合わないと思っていた相手が、生涯助け合う親友になることも多いことから、ただなんとなく合わないという理由で悪口は言わない方が良いと思うと
伝えています。
合う合わない
好き嫌い
みたいな感じで分けるのではなく…
余白のスペースを作っておくと自分的にも気分が楽だよと伝えています
合わない相手のことを人から聞かれても、「合わない」とか「知らない」とか「嫌い」とか言わないで相手の良い部分を言うようにしましょう。
人から「あの人がこう言ってたよ」と伝わった言葉は、本人が直接その人に伝えた言葉よりも効果的にその人に届きます。
なので、陰口なども言わないようにした方が得だと思います。
7.どうせできないのは全員同じ
どうせできないと言う時は完璧にはできないと思っているんだと思うんです…
この間うんていを例に子供に説明したのは
うんていをやってみたいけどどうせ出来ないと言った時、うんていを渡り切ることができないって
考えていると思うが、まずは一つ目から次の棒まで渡れればそれでも出来たということになると思う
それを二つ、三つとできる部分を増やしていくことで全部渡り切れているんだよ
学校のうんていはこの長さだけど、もっと長いうんていもあれば短いうんていもあるから、まずは棒が二本のうんていだと思って次の棒につかまることが出来たら成功と考えてみよう
と伝えました。
完璧を思い描いてそれじゃできないと思うのはやめましょう
本日2曲目ガンダム0083のオープニング曲「The Winner」サウンドエフェクト入りです。
8.人の失敗は絶対に笑わない
自分が失敗したり、人が失敗しているのをみた時は「恥ずかしい」とか「辛い」みたいな感情を入れたり
「だめだ」とか「○○以下だ」みたいな評価を入れるのではなく…
どこがだめだったのかまずは自分で考えるようにしようと伝えています。
そして一連の行動を分解していって、だめだった時にどこがだめだったのかまずは自分で考えよう。
どうしてだめなの?という質問の仕方はだめで、やってみてだめで自分としてはこう考えてみたんだけどどうですか?と質問するように心がけましょう。
出来たらこう考えたことを試してさらに考えるようにつけましょう。
9.嘘はつく
大人だって嘘はつくから、別に嘘をつくことは悪いとは思わない
ただし誰かが傷つくような嘘や、相手を馬鹿にするようなどうでもいい嘘はつくと自分が損をするときがある
ついていい嘘だってある
10.これが好きだというものを探そう
気づいたら時間がたっちゃってたと思うくらい好きなことってある?とよく質問します。
学校の勉強でなくて良いので集中できるものを見つけたらそれに取り組み続けることを勧めています。
なので虫のことならなんでも分かる、ポケモンに詳しい
デュエマのカードの説明を読んで強いデッキをくむのにハマっている
でもなんでも…
子供が話してくれることはできる限りの時間聞くようにしています。
勉強に集中できなかったとしても、集中すべき時がきたら集中はできるようになる。
勉強の必要性を感じて、どうして勉強したら良いか分からないならもちおさんに聞きにきて
と言っています。
もちおさんでもある程度勉強できるようになったんだから、勉強が楽だというのが分かるでしょ。
11.夢はありますか?
夢を持って、その夢を叶えるにはどうしたら良いか自分で考えるようにしましょう。
12.正解はない
どのお友達と仲良くしよう
どの色を使おう
習い事何をやったら良いのだろう?
学校のテストみたいに正解があるわけじゃないから自分のやりたいようにやれば良いと思います。
人がやりたいようにやってるのも正解か不正解か決めることは出来ないのであれこれ言うべきではないと思っています。
ただし、大きな怪我や命の危険がありそうなことはやらないで欲しいとお願いしています。
13.すぐに言いつけない
高井先生は何も対応してくれないと子供から言われますが…
何かがあったときに、すぐに言いつけて、大人が何かを言っても何も変わらないと思ってるからと伝えています
その上でいじめに繋がりそうなときはしっかりと対処していこうと思っている旨伝えます
僕の考えとして学童は放課後という認識なので、学校の延長ではないと考えています。
なので子供の安全さえ確保できるなら好きなことをすればよいと思っています。
そんな中で自分で考えて試していくことを学んでもらえたらな〜と考えています。
子供に聞かれたときに、自分に分からないことは分からないとはっきり言いますし。出来ないことは出来ないと言います。
例えば空中逆上がりは出来ないですが、「できる?」と聞かれたときに「出来ない」とはっきり言います。
折り紙の鶴も上手に折れませんし、絵もまともに描けません。
分からないことや出来ないことは恥ずかしいことじゃないと思っています。
なぜなら分からないことが分かって、分かったんだからそれで良いのです。
出来ない人を笑ったり、罵ったりする方が良くないと思っています。
僕が始めようと思っているもちおアカデミーは小学校高学年から中学生になるにつれて部活や勉強の比重が高くなっていくと思いますが…
そう言う子も対象に受け入れられたらと考えています。
実は僕は学校の勉強の成績が悪い子の勉強の成績を上げるが一番自信のある部分なので、通常の学童からもっと
幅を広げて中学生、高校生も格安で利用できる場所にしていきたいと思っています。
今日子供に伝えているに入れた項目は自分にも言い聞かせたいし、全ての大人にも知っておいてもらえたらと思うことばかりです。
このラジオを聴いてくださっている人がいるなら、今日のことに関してちょっぴり考える時間を持ってもらえたら嬉しく思います。
それでは良い週末を。
もちおアカデミーでは
●自己肯定感を上げる(私にはできるんだと思ってもらう)
●自己効力感を上げる(私がいることでみんな助かってるだと思ってもらう)
●自己実現を目指す(私にはできるから目標を定めて自分らしい自分に磨きをかけてもらう)
上記にフォーカスして結果を出せるように優しく楽しく共に学んでいきます
—– もちおアカデミー —–
2021年石川県金沢市内にてシングルマザーの家庭のお子さん向けのフリースクール「もちおアカデミー」を開校しました。
入会金無料
月額利用料2000円のフリースクールです。
月曜日〜日曜日まで9時〜19時で開校しています。
遊びから勉強まで全力で取り組んでいきます。
まずは気持ちを楽に焦らなくても大丈夫なんだということを認識し、その後自分のやりたいことを明確にしていき学び→結果を出していけるようにしましょう。
その方法をお伝えします。
【YouTubeで結果の出し方に関して動画を公開しています】
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